ぼくは整形外科で長年多くの患者さんの治療、リハビリを担当してきました。
いつも心苦しく感じていたことが「もっと早くきづけなかったのか」ということです。
病院で診断される障害の中には
きづかないうちに少しずつ少しずつ負担がかかり続けた結果であるものが多かったのです。
人は知らず知らずのうちにいつもと同じ習慣を繰り返します。
気づかないうちに体にもクセがつきます。
痛みがでるのも、しびれるのも、重くて辛いのもまいにちの当たり前のことのように感じてきます。
診断名がつくとそれがもう自分のもちもののように思えてしまうことがあります。
もう一生つきあっていくものだと思い込んでしまいます。
あきらめてどうしようもなくなってから病院に通いだします。
だけど、本当に悪くなる前に
少しからだの使い方を変えてみることで状態が変わる人もたくさんいました。
クセに気づくのは早ければ早いほどよいと思います。
原因に気づくことですこしづつ体は変わっていきます。
ヨガでもからだのクセに気づく効果が期待できるのだけど、やはり自分だけでは気づきにくいこともあります。
病院にいくほどではないけど気になることがあるというような方の状態を
いっしょに確かめながら、必要なところを少しだけぼくが整えて
あとは自分でも調整できるようにお手伝いします。